近年、女性の健康と仕事の両立が大きなテーマとして取り上げられています。
しかし、現代の日本人には生殖に関する知識が充分に伝わっておらず、「もっと早く知りたかった」という声が多く聞かれます。これは、生殖知識がキャリアや生活に深く関わると実感するのが、多くの場合当事者になってから、という背景があるからです。
特に、月経困難症や性感染症への適切な対応が遅れることで、不妊のリスクが高まるケースも少なくありません。

日本では4.4組に1組が不妊治療の経験があり、その中で4人に1人の女性が離職か働き方を変えていますが、これらも当事者になってから初めて知る方が多いのが現状です。

その為、今回のセミナーでは、女性の健康×仕事の両立についての現状や実際の声をシェアします。

生殖に関するリテラシーの向上は、妊娠・出産を望む時期にそれを実現するための大切な要素であり、当事者になる前から知っておくことがとても重要です。
実際に、生殖リテラシーが高い方のほうが自分の望む時期に妊娠・出産をしているというデータもあります。

今は自分に直接関係ないと感じる方も、この機会に是非ご参加ください。
また、自身だけでなく、チームの力を引き出すための知識としても役立つ内容となっています。

キャリアでサインと共に、ライフプランも納得のいく選択ができるよう
自分と向き合うきっかけとなるようなセミナーです。

【アジェンダ】

・なぜ日本人は生殖に関する知識が低いのか
・不妊治療経験者の現状とキャリア形成の関連性
・プレコンセプションケアの概念とその重要性
・自治体が行う支援策について
・質疑応答

【こんな方におすすめ！】
結婚・妊娠・出産についてまだ具体的なイメージを持っていない方
キャリアデザイン/ライフプランに不安がある方

【登壇者プロフィール】

≪講師≫

NPO法人フォレシア代表理事　佐藤高輝氏
NPO法人フォレシア（https://forecia-japan.com/）
2013年にエクステリア会社を起業。５年間に及ぶ不妊治療を経て、不妊治療と仕事の両立の難しさを痛感。
2017年に不妊治療支援を行うNPO法人フォレシアを設立し、2020年にはエクステリア会社の代表を辞任、
事業の主体を不妊治療支援に移して本格始動。主に法人向けに不妊治療と仕事の両立支援を行う。

≪ファシリテーター≫

株式会社QOOLキャリア 代表取締役社長 山中泰子
大学卒業後、ピラティスのインストラクターとして活動。結婚を機にキャリアチェンジ。大手IT系人材サービス企業にて人事を担当する中で、採用・育成・制度設計などを経験。また、ひとり親家庭の就業支援事業を自治体とともに立ち上げ、保育施設を併設した就業施設の開設 / 運営に携わる。その後、上場会社の人事担当執行役員やスタートアップ企業の人事責任者、IPOを経験し、2022年4月QOOLキャリアにジョイン。キャリアアドバイザーとして、仕事と育児の両立に悩む女性のキャリア支援も行う。プライベートでは1児の母。