世界経済フォーラム（WEF）が発表した、男女平等の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」（2023年版）によると、日本の総合ランキングは146か国中125位と、先進国では最下位です。※１

この男女の違いにより生じる格差は、もちろんキャリアにも影響を与えています。
2023年時点で、女性管理職の割合は１割に届きません。

出産後にも仕事を続ける女性の割合は徐々に増えていますし、夫婦で共働きをするというイメージも徐々に一般的になっています。しかし、女性の管理職の割合が示すように、多くの女性がキャリアについて頭を悩ませています。

そしてその女性の多くが、身近に「あんな風にキャリアを築いていきたい」と思える、ロールモデルがいないことを悩みとしています。ロールモデルがないことで、不安や悩みが漠然としたものとなり、将来のキャリアプランが描きづらく、自己成長意欲が失われてしまうケースもあります。

また企業としても、ロールモデル不在により、女性従業員のキャリア形成に具体的にどんな課題があり、そのためにどのようなキャリア形成支援が必要なのかを掴めず、漠然とした課題感だけを抱えてしまっている場合があります。

そこで今回のセミナーでは、これまで先駆者として女性のキャリアを切り開いてきた先輩にお話を伺いながら、これからの女性が当たり前にキャリアを築くための、当事者である働く女性のマインドや、企業側の体制についていもディスカッションします。

今回、先輩としてご登壇くださるのは、日本航空株式会社（JAL）に1982年に入社されてから４０年以上、JALでキャリアを築き上げてこられ、現在もデジタル推進部カスタマーマーケティング推進グループのシニアスペシャリストとしてご活躍をされている塚田千代子様です。これまでのご経験やJALでの女性活躍施策の事例などをお話いただきます。

これからのキャリアのヒントや、ご自身が目指す「なりたい未来の姿」を描くきっかけとしていただけるような内容であり、女性従業員のキャリア形成を課題とされている企業人事様にもご参考としていただけるセミナーです。

※１　出展：Global Gender Gap Report 2023

【アジェンダ】

・日本航空株式会社（JAL）で切り開いてきたキャリア、これまでの経歴/経験
・JALの雇用形態の全体像
・JALでの総合職の女性活躍に向けた施策、働き方事例
・マネジメントとして工夫している点
・ディスカッション：これからの働く選択肢を考える

【こんな方におすすめ！】
・今当に今後のキャリアについて悩んでいる方
・これからライフイベントが控えている若手の方
・女性のキャリア形成、組織作りや、女性活躍をミッションとしている企業人事様

【登壇者プロフィール】

≪講師≫
日本航空株式会社　
デジタル推進部カスタマーマーケティング推進グループ　
シニアスペシャリスト　
塚田千代子氏
1982年の入社以来、JALで先駆者として女性のキャリアを切り開きながら、プライベートでは2人のお子さんを育ててきた。現在はシニアスペシャリストとして活躍中。

≪ファシリテーター≫
株式会社QOOLキャリア 代表取締役社長 山中泰子
大学卒業後、ピラティスのインストラクターとして活動。結婚を機にキャリアチェンジ。大手IT系人材サービス企業にて人事を担当する中で、採用・育成・制度設計などを経験。また、ひとり親家庭の就業支援事業を自治体とともに立ち上げ、保育施設を併設した就業施設の開設 / 運営に携わる。その後、上場会社の人事担当執行役員やスタートアップ企業の人事責任者、IPOを経験し、2022年4月QOOLキャリアにジョイン。キャリアアドバイザーとして、仕事と育児の両立に悩む女性のキャリア支援も行う。プライベートでは1児の母。